診療のご案内(患者の皆様へ) 診療案内・特色・お知らせ General Information on Patient Care Service
ここでは、当科の診療案内、当科の診療の特色、臨床研究に関するお知らせについて詳しくご紹介いたします。
診療案内
当科が担当する症状・病気や外来担当医表、スタッフ紹介につきましては付属病院のホームページをご覧ください。
https://www.nms.ac.jp/hosp/section/rheumatism.html
なお、火曜日午前・午後と、金曜日午後のみ武蔵小杉病院(担当 岳野准教授)でも外来を開いています。
https://www.nms.ac.jp/kosugi-h/section/rheumatism.html
当科の診療の特色
他の診療科との連携
関節リウマチや膠原病は骨・関節をはじめ全身の内臓(肺、心臓、腎臓、皮膚など)に病状が及びます。そのため、それぞれの内臓の専門の診療科との連携が不可欠です。
また、逆に総合診療科や他の内科・整形外科を始めあらゆる診療科から日々院内紹介を頂いており、救命救急センターから依頼を受けることも少なくありません。
緊密な連携は当院の強みですので、全身性の病気である膠原病患者さんには最適の医療を提供できます。
新しい治療薬(生物学的製剤・免疫抑制剤)の使用
かつて、1980年代まで関節リウマチの治療はピラミッド治療と言って、効力の弱い非ステロイド性消炎鎮痛薬にはじまり、効かない場合に抗リウマチ薬、ステロイド、免疫抑制薬へと順次移行する治療法が標準的でしたが、結果として関節変形や拘縮を来し、不自由な生活を余儀なくされる方も少なくありませんでした。
世界的には1997年、日本では2003年から、病気の悪玉である腫瘍壊死因子(TNF)というタンパク質を抑える薬が臨床使用されたのを皮切りに、病気のメカニズムに関与するタンパク質や細胞の機能を抑える薬剤(生物学的製剤)が次々と登場し、画期的な治療効果が得られるようになりました。また、それだけでなく、既存の治療薬の使い方も整備され、早期から強力な治療を施し、いち早く「寛解」と言われる状態に到達することで、治療成績も目覚ましく向上しました。
関節リウマチ以外の膠原病およびその類縁疾患にも、すでにある生物学的製剤の適用が拡大されたり、新規の薬剤が導入または検討されています。また、世界標準でありながら日本で使用できなかったいくつかの治療薬もその法的規制が緩和され、この分野の治療選択の幅は徐々に広がっています。
当科では新しい治療薬を積極的に、かつ安全に使用し、病気の活動性を抑えるとともに、後遺症・機能障害をできるだけ最小限に留めるよう心がけております。
専門的な検査
当院では、血液検査・尿検査からCT・MRI・アイソトープ等画像検査まで幅広く検査設備を整えており、これらを積極的に活用して膠原病の病状の診断や全身評価に役立てています。
また、当科では研究室を兼ね備えており、他の医療施設ではできない研究室レベルの血液検査を必要に応じて行うこともあります。
特に力を入れている専門診療について
私たちは、膠原病の中でも以下のご病気については専門的な診療を展開しています。詳しくは、「医療関係者の皆様へ」→「当科の診療について」も併せてご覧ください。
・膠原病に伴う肺高血圧症
・膠原病に伴う間質性肺炎
・膠原病に伴う末梢循環障害
・強皮症
・ベーチェット病
新薬の臨床試験(治験)について
今の発達した医療でも、まだまだ原因が特定できず、治療の選択肢がない病気が膠原病には多く残っています。それを克服するために世界中で新しい治療薬が開発され、日本にはまず臨床試験という形で導入されます。
保険で認可された治療薬だけで治療できるのが理想ですが、病態の全貌が明らかにされていない膠原病リウマチ疾患では打開できない病状に遭遇することもあります。治療の選択肢を少しでも増やすため、当科では強皮症、ベーチェット病を中心に積極的に臨床試験に参加しています。ご興味がありましたら、まずは担当医にお気軽にご相談ください。
臨床研究に関するお知らせ
膠原病は、現在でも多くの病気が国から「難病」という指定を受けています。いずれの疾患も発症原因が不明ですので理論的には根治療法がありません。私たちは、現時点で使用可能な治療薬を駆使して最善の医療を提供できるよう努めておりますが、克服できていない病状も多く残されています。目の前の患者様を治療するだけでなく、同時に新しい診断法や治療法の開発も私たち大学病院医師の社会的責務です。
患者様にはぜひこの主旨をご理解いただき、ご賛同される方には当科で推進している研究にぜひご協力いただきたく存じます。ほとんどの研究が、医療情報や血液検体のご提供です。担当医からご案内させていただいた際はご検討よろしくお願いします。
現在進行中の臨床研究
- 多発性筋炎/皮膚筋炎合併間質性肺炎の予後予測因子の同定(26-03-434)
- 強皮症に合併する間質性肺疾患における血中KL-6の有用性評価(26-03-433)
- 強皮症の病態解明と新規治療法の開発(27-07-461)
- 膠原病における新規バイオマーカーの同定(27-07-462)
- 自己免疫・アレルギー・炎症性疾患におけるペリオスチン関与の検討(27-08-481)
- ベーチェット病におけるマクロファージの機能異常の解析(28-10-508)
- CTLA4-CD80/CD86シグナルがヒト単球・マクロファージに及ぼす機能変化の追及(27-10-507)
- 悪性腫瘍関連筋炎の臨床的特徴と病態の解明(28-12-680)
ご通院中の患者さまへ
(すでに当科の臨床研究にご参加いただいている患者さまに、研究ご協力内容の追加のお願い)
現在当科では、患者さんのご協力により多数の臨床研究を推進しております。そのうち、上記の研究では、診療情報を使用させていただいたり、これまでに他の研究課題で同意を得て採血し、血液(血清)を保管させていただいている方の検体を使用させていただく場合があります。具体的には、その保管中の血清と診療録(カルテ)に記載されている診療情報を使用させていただきます。研究への使用について同意されない場合はご連絡下さい。速やかに保管している血清と調べた結果は破棄いたします。
健常人の方へ
(研究ボランティアのお願い)
当診療科で実施中の上記の研究において健常人ボランティアの参加を募っています。参加をご希望の方は rheum@nms.ac.jp までぜひご連絡ください。
対象基準
- 18歳以上
- 研究の主旨を理解し、文書による参加の同意を得た者。
- 膠原病を有さない。
- 日本医科大学の教職員、学生を除く。
協力の内容:20mlの血液のご提供のお願いをしております。この採取は一般診療で通常行われている範囲内であり、医学上の危険性を伴いません。採血は原則1回ですが、研究の進捗により必要性が生じた場合は、3ヵ月以上の間隔をあけて複数回の採取をお願いすることもあります。
2010年1月1日から2017年1月4日までに筋炎のために治療を受けた患者様
「悪性腫瘍関連筋炎の臨床的特徴と病態の解明に関する研究」へのご協力のお願い
研究協力のお願い
当科では「悪性腫瘍関連筋炎の臨床的特徴と病態の解明に関する研究」という研究を行います。本研究は、日本医科大学、東海大学、自治医科大学(さいたま医療センター)、横浜市立大学、慶應義塾大学およびそれらの関連施設の協力の下で実施する共同研究です。この研究は、2010年1月1日より2019年3月31日までに、筋炎のために治療を受けられた患者さんの臨床情報を調査する研究で、研究目的や研究方法は以下の通りです。2010年1月1日から2017年1月4日(実施計画書の研究期間が始まる前日まで)の期間中に本研究の対象となった患者さんについては、直接のご同意はいただかずに、この掲示によるお知らせをもってご同意を頂いたものとして実施されます。皆様方におかれましては研究の主旨をご理解いただき、本研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。この研究へのご参加を希望されない場合、途中からご参加取りやめを希望される場合、また、研究資料の閲覧・開示、個人情報の取り扱い、その他研究に関するご質問は下記の問い合わせ先へご連絡下さい。
(1)研究の概要について
研究課題名:悪性腫瘍関連筋炎の臨床的特徴と病態の解明に関する研究
研究期間:2017年1月5日~2019年3月31日
研究責任者:日本医科大学付属病院 リウマチ・膠原病内科 大学院教授 桑名 正隆
(2)研究の意義、目的について
多発性筋炎/皮膚筋炎(以下、筋炎)は、自分の免疫細胞が自分の皮膚や筋肉を異物と認識し、皮膚や筋肉に炎症をおこす病気です。筋炎の患者さんでは、悪性腫瘍が併発することが時にありますが、腫瘍と筋炎発症との関連についてはよくわかっておりません。本研究では、悪性腫瘍を併発した筋炎の患者さんの病状をより詳しく明らかにし、悪性腫瘍と筋炎の併発する機序を解明することを目的とします。
(3)研究の方法について
2010年1月1日より2019年3月31日までに、筋炎と診断された方を対象とします。筋炎患者さんの症状、自己抗体などの検査結果、治療経過の情報を収集し、筋炎や腫瘍の治療の効果を検証します。また、採取した血液や組織(皮膚、筋肉、腫瘍)を使用し、悪性腫瘍と筋炎の併発する機序について検証します。
(4)個人情報保護について
研究にあたっては、個人を直接特定できる情報は使用されません。また、研究発表時にも個人情報は使用されません。その他、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(文部科学省・厚生労働省)」および「同・倫理指針ガイダンス」に則り、個人情報の保護に努めます。
(5)研究成果の公表について
この研究成果は学会発表、学術雑誌などで公表します。
(6)問い合わせ等の連絡先
日本医科大学付属病院 リウマチ・膠原病内科 准教授 五野 貴久
〒113-8603 東京都文京区千駄木1-1-5
電話番号:03-3822-2131(代表)
メールアドレス:rheum@nms.ac.jp
2015年4月1日から2017年1月31日までに筋炎のために治療を受けた患者さん
皮膚筋炎における自己抗体解析およびHLA解析による疾患感受性の検討
研究協力のお願い
当科では「皮膚筋炎における自己抗体解析およびHLA解析による疾患感受性の検討に関する研究」という研究を行います。本研究は、横浜市立大学を中心としておこなわれている多施設(筑波大学、金沢大学、岐阜大学、中京病院)共同研究で、日本医科大学でも本研究に参加することになりました。この研究は、2015年4月1日より2020年3月31日までに、筋炎のために治療を受けられた患者さんの臨床情報を調査する研究で、研究目的や研究方法は以下の通りです。2015年4月1日から2017年1月31日の期間中に本研究の対象となった患者さんについては、直接のご同意はいただかずに、この掲示によるお知らせをもってご同意を頂いたものとして実施されます。皆様方におかれましては研究の主旨をご理解いただき、本研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。この研究へのご参加を希望されない場合、途中からご参加取りやめを希望される場合、また、研究資料の閲覧・開示、個人情報の取り扱い、その他研究に関するご質問は下記の問い合わせ先へご連絡下さい。
(1)研究の概要について
研究課題名:皮膚筋炎における自己抗体解析およびHLA解析による疾患感受性の検討
研究期間:2017年2月1日~2020年3月31日
研究責任者:日本医科大学付属病院 リウマチ・膠原病内科 教授 桑名 正隆
(2)研究の意義、目的について
皮膚筋炎を含む膠原病は明らかな遺伝性疾患ではありません。一方で、発症には遺伝的素因として、両親から引き継ぐ白血球の型である「ヒト白血球抗原(HLA)遺伝子」に特徴がみられる場合がありますが、皮膚筋炎ではまだ明らかになっているとは言えません。この研究では、皮膚筋炎の患者さんの自己抗体の解析とHLA遺伝子の解析を行って、病気の経過の予測と皮膚筋炎に特徴的な遺伝的素因を検討するのが目的です。
(3)研究の方法について
2015年4月1日より2020年3月31日までに、皮膚筋炎と診断された方を対象とします。皮膚筋炎患者さんの症状、自己抗体などの検査結果、治療経過の情報を収集します。また、当院で以前に同意を頂いた上で採取し保存してある試料(白血球)を用いて、外部検査機関(HLA研究所)でHLA遺伝子解析を行います。
(4)個人情報保護について
研究にあたっては、個人を直接特定できる情報は使用されません。また、研究発表時にも個人情報は使用されません。その他、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(文部科学省・厚生労働省)」および「同・倫理指針ガイダンス」に則り、個人情報の保護に努めます。
(5)研究成果の公表について
この研究成果は学会発表、学術雑誌などで公表します。
(6)問い合わせ等の連絡先
日本医科大学付属病院 リウマチ・膠原病内科 准教授 五野 貴久
〒113-8603 東京都文京区千駄木1-1-5
電話番号:03-3822-2131(代表)
メールアドレス:rheum@nms.ac.jp
2015年4月1日から2022年6月30日までにベーチェット病で受診した患者さん
臨床所見に基づくベーチェット病のクラスター分類
研究協力のお願い
当科では「臨床所見に基づくベーチェット病のクラスター分類」という研究を行います。この研究は、他の研究機関との共同研究として、2015年4月1日から2020年6月30日までに日本医科大学付属病院リウマチ・膠原病内科にて、ベーチェット病で受診した患者さんの臨床症状の経過を調査する研究で、研究目的や研究方法は以下の通りです。本調査で用いた情報は、共同研究機関へ提供させていただきます。直接のご同意はいただかずに、この掲示によるお知らせをもってご同意を頂いたものとして実施されます。皆様方におかれましては研究の主旨をご理解いただき、本研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。この研究へのご参加を希望されない場合、途中からご参加取りやめを希望される場合、また、研究資料の閲覧・開示、個人情報の取り扱い、その他研究に関するご質問は下記の問い合わせ先へご連絡下さい。
(1)研究の概要について
研究課題名:臨床所見に基づくベーチェット病のクラスター分類
研究期間:2015年4月1日から2022年6月30日まで
当院における研究責任者:日本医科大学付属病院 リウマチ・膠原病内科 岳野 光洋
(2)研究の意義、目的について
ベーチェット病には多彩な症状が出現し、患者さんごとに臨床像が異なります。これまで多数例の検討を基づき、本研究ではベーチェット病患者をいくつかの臨床亜群に分類することを試みます。亜群分類が確立すれば、将来的には亜群ごとに対応する個別化医療(プレシジョンメディスン)の確立につながるものと期待されます
(3)研究の方法について(研究に用いる試料・情報の種類および外部機関への提供について)
2015年4月1日から2022年6月30日まで日本医科大学付属病院リウマチ・膠原病内科にベーチェット病で受診した患者さんについて、以下の情報を収集、使用します。
試料:なし
情報:年齢、性別、発症年齢、罹病期間、既往歴・合併症、家族歴、嗜好歴、ベーチェット病の主症状、副症状の出現時期、臨床検査所見、画像所見、治療内容等
参加共同研究施設(日本医大付属病院、日本医大武蔵小杉病院、横浜市大)の患者データには個人識別符号は含まれない匿名化されものである。すべてのデータは電子化し、電子配信またはセキュリティUSBを用いて、参加施設間で任意に交換し、共用する。これらの情報はネットに接続しないPCおよびバックアップ用のUSBメディアに保管し、施錠された棚に保管する。
(4)共同研究機関(試料・情報を利用する者の範囲および試料・情報の管理について責任を有する者)
研究代表機関:日本医科大学付属病院 リウマチ・膠原病内科
研究全体の責任者:日本医科大学付属病院 リウマチ・膠原病内科 岳野 光洋
その他の共同研究機関:日本医科大学武蔵小杉病院リウマチ・膠原病内科、横浜市立大学血液・膠原病・感染症内科
(5)個人情報保護について
研究にあたっては、個人を直接特定できる情報は使用されません。また、研究発表時にも個人情報は使用されません。その他、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(文部科学省・厚生労働省)」および「同・倫理指針ガイダンス」に則り、個人情報の保護に努めます。
(6)研究成果の公表について
この研究成果は学会発表、学術雑誌、厚生労働省科学研究費報告書、文部科学省科学研究費報告書などで公表します。
(7)当院(大学の場合は本学)における問い合わせ等の連絡先
日本医科大学付属病院および武蔵小杉病院の患者様
日本医科大学付属病院 リウマチ・膠原病内科 岳野 光洋
〒113-8603 東京都文京区千駄木1-1-5
電話番号:03-3822-2131(代表)
メールアドレス: rheum@nms.ac.jp
2015年6月1日から2017年5月31日までに強皮症、関節リウマチ、全身性エリテマトーデスの診断で受診された患者さん
自己免疫・アレルギー・炎症性疾患におけるペリオスチン関与の検討
研究協力のお願い
当科では「自己免疫・アレルギー・炎症性疾患におけるペリオスチン関与の検討」という研究を行います。本研究は、横浜市立大学を中心としておこなわれている多施設共同研究(東京女子医科大学、佐賀大学)で、日本医科大学でも本研究に参加することになりました。この研究は、2015年6月1日から2017年5月31日までに強皮症、関節リウマチ、全身性エリテマトーデスの診断で受診された患者さんの臨床情報を調査する研究で、研究目的や研究方法は以下の通りです。2015年6月1日から2017年5月31日の期間中に本研究の対象となった患者さんについては、直接のご同意はいただかずに、この掲示によるお知らせをもってご同意を頂いたものとして実施されます。皆様方におかれましては研究の主旨をご理解いただき、本研究へのご協力を賜りますようお願い申し上げます。この研究へのご参加を希望されない場合、途中からご参加取りやめを希望される場合、また、研究資料の閲覧・開示、個人情報の取り扱い、その他研究に関するご質問は下記の問い合わせ先へご連絡下さい。
(1)研究の概要について
研究課題名:自己免疫・アレルギー・炎症性疾患におけるペリオスチン関与の検討
研究期間:2015年6月1日から2017年5月31日
研究責任者:日本医科大学付属病院 リウマチ・膠原病内科 講師 白井 悠一郎
(2)研究の意義、目的について
ペリオスチンは、細胞と細胞の間に蓄積するたんぱく質で、最近アトピー性皮膚炎や気管支喘息における慢性炎症に関わっているといった研究報告が出ています。一方、その他の病気として、強皮症を含む膠原病でも、病気に関連する可能性が少しずつ報告されてきています。今回は、ペリオスチンの血液中濃度と強皮症を始めとした膠原病と関連性がないか、複数の医療機関からできるだけ多数の患者さんにご協力いただいて解析することを目的としています。もし関連性が見いだされれば、病気の解明だけでなく、新薬の開発につながる可能性も考えています。
(3)研究の方法について(研究に用いる試料・情報の種類および外部機関への提供について)
2015年6月1日から2017年5月31日までに強皮症、関節リウマチ、全身性エリテマトーデスの診断で受診された患者さんを対象とします。症状、自己抗体などの検査結果、治療経過の情報を収集します。また、当院で以前に同意を頂いた上で採取し保存してある試料(血清・血漿)を用いて、佐賀大学で血液中のペリオスチンというたんぱく質の濃度を測定します。得られた血液中ペリオスチン濃度は、患者さんの背景因子(病気の種類、病気の期間など)や病気の状態(疾患活動性)との比較解析を行います。
(4)個人情報保護について
研究にあたっては、個人を直接特定できる情報は使用されません。また、研究発表時にも個人情報は使用されません。その他、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(文部科学省・厚生労働省)」および「同・倫理指針ガイダンス」に則り、個人情報の保護に努めます。
(5)研究成果の公表について
この研究成果は学会発表、学術雑誌などで公表します。
(6)問い合わせ等の連絡先
日本医科大学付属病院 リウマチ・膠原病内科 講師 白井 悠一郎
〒113-8603 東京都文京区千駄木1-1-5
電話番号:03-3822-2131(代表)
メールアドレス:rheum@nms.ac.jp
特発性炎症性筋疾患の患者さんを対象とした治験のご案内
多発筋炎、皮膚筋炎、自己免疫性壊死性ミオパチー、他の 膠原病を合併する筋炎と診断された18歳以上の方を対象に、関節リウマチの治療薬として既に発売されているお薬の有効性と安全性を確認する治験を当院で行っております。
詳細につきましては、下記をクリックしていただき、ご参照願います。