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アレルギー膠原病内科の研修・入局案内 内科専攻医(リウマチ・膠原病内科)プログラム Program

内科専攻医(リウマチ・膠原病内科)プログラム

日本医科大学付属病院では、日本内科学会内科専門医制度に沿った内科専攻医研修プログラムが実施されております。当科では、サブスペシャリティーとしてのリウマチ・膠原病内科診療を修練しつつ、総合内科専門医にふさわしい診療能力を修得できるよう臨床指導を行っております。なお、日本医科大学付属病院における内科専攻医プログラムに関しては下記をご参照ください。

日本医科大学付属病院 内科専攻医研修プログラムサイト
https://www.nms-internmed.jp/
日本医科大学臨床研修センター「専門研修(後期)」
https://rinken.nms.ac.jp/

専攻医1年次 日本医科大学付属病院リウマチ・膠原病内科(病棟診察)
日本医科大学付属病院内科ローテーション
専攻医2年次 日本医科大学付属病院リウマチ・膠原病内科(病棟・外来診療)
専攻医3年次 当科連携病院での臨床研修
【リウマチ・膠原病内科担当】  五野(医局長)
【連絡先】 rheum@nms.ac.jp

当科の専攻医プログラムの紹介

1日のスケジュール

ある専攻医の1日

専攻医1年次 (研修病院 東邦大学医療センター大森病院)

8:30

グループ内カンファレンス

グループ内の中級医として各入院症例のプレゼンテーションを行うと同時に、検査・治療方針に関して指導医に提案します。

9:30

グループ回診

グループで回診を行います。回診後、当日の検査データのアセスメントを研修医に指導しつつ、上級医とディスカッションし、治療の再評価をはかります。

10:30

予診

当科外来の紹介患者・初診患者の予診を行います。教授をはじめ外来医が当該患者を診察する際、自分も陪席します。診察終了後、外来医よりアセスメントを受けます。自分の膠原病診察の成果を実践できる場でもあり、上級医より診察のフィードバックを受けることができるので、勉強になります。

11:00

関節エコー

関節リウマチが疑われる患者が受診した際、上級医の指導のもと関節エコー検査を行っています

午後

新入院患者のアセスメント・文献検索

新入院患者の診察・検査のアセスメントをしつつ、文献検索を行い、確定診断・治療方針を検討します。問題症例の場合、教授に診断・治療方針に関して相談します。

夕方

夕方グループ病棟回診

問題点や治療方針の再確認を行います。当科では上級医のみならず准教授も積極的に病棟診療をサポートしてくれるので、症例の疑問点を気軽に相談でき、また適宜、参考文献を紹介してもらえるので、自分の経験不足を補うことができます。再度、自分で振り返り、その日の業務は終了となります。

週間スケジュール

Presentationは『道場』

専攻医1年次(研修病院 日本医科大学付属病院)

当科でプレゼンテーションをする機会は2回あります。1つは月曜日朝の新患プレゼンテーション、もう1つは水曜日朝の全症例プレゼンテーションです。プレゼンテーションは『道場』みたいな感じで、教授に挑むという『真剣勝負の場』となっており、自分の番になると緊張が走ります。プレゼンテーションが終わると、「あれだけプレゼの準備をしたのに・・・。今日もダメだった」とヘコむのですが、回診の際に教授から「先生、あの所見はね・・・」と指導して頂けます厳しさの中にも愛情がある、それが当科の研修だと思います。

  Journal Club

当科では、月曜朝にJournal Clubを開催しております。担当は若手医師で、ジャンルは診療での疑問を解決する論文を中心としております。Journal Clubでは、ただ論文を紹介するのではなく、『自分が著者だったら、どのようにプレゼンテーションをすべきか』ということを意識しながらプレゼンテーションをするよう指導も行っております。

2019.10.28

強皮症関連間質性肺疾患において単一細胞解析は線維芽細胞の多様性と筋線維芽細胞を明らかにする。
Valenzi E, et al. Ann Rheum Dis 2019;78(10):1379-1387

2019.10.21

MTX不応性RA患者を分類する遺伝子発現バイオマーカーのプロファイリング
Plant D, et al. Arthritis Rheumatol. 2019;71(5):678-684.

2019.10.7

強皮症における間質性肺疾患の短期的な進行は2つの独立した臨床試験において長期生存を予測する。
Volkmann ER, et al. Ann Rheum Dis 2019;78:122-130

2019.9.2

抗ARS抗体有無別での特発性炎症性筋疾患患者におけるrituximabの有効性と安全性
Leclair V, et al. Rheumatology 2019;58(7):1214-1220

2019.8.26

臨床的に明らかなRA-ILDの発症を予測するRAの疾患活動性-前向きコホート
Sparks JA, et al. Arthritis Rheumatol. 2019;Apr 5.

2019.8.19

ANCA関連血管炎の長期寛解療法の理解
Hogan SL, et al. Kidney Int Rep. 2019;4(4):551-560.

2019.8.5

RAにおけるBaricitinib治療中の心血管系への安全性
Taylor PC, et al. Arthritis Rheumatol. 2019;71(7):1042-1055.

2019.7.29

免疫介在性壊死性ミオパチーにおける抗SRP抗体または抗HMGCR自己抗体を有する患者のIgGの生体内病原性
Bergua C, et al. Ann Rheum Dis. 2019;78(1):131-139.

2019.7.22

MTX-IRの活動性RA患者に関するUpadacitinib単剤療法(第3相無作為ランダム化試験)
Smolen JS, Lancet. 2019;393(10188):2303-2311.

2019.7.8

Non-responderまたは研究デザインによりadalimumabからbaricitinibに変更となった患者の臨床転機:関節リウマチ患者の第3相データ
Tanaka Y, et al. Ann Rheum Dis. 2019;78(7):890-898.

2019.7.1

SSc-ILDに対するNintedanib
Distler O, et al. N Engl J Med. 2019;380(26):2518-2528.

2019.6.24

EUSTAコホートのdcSSc患者において、進行性皮膚線維化は肺機能低下と生存率の悪化に関連している。
Wu W, et al. Ann Rheum Dis. 2019;78:648-656.

2019.6.17

ANCA関連血管炎患者のRTXの薬物動態と臨床転機
Comec D,et al. Rheumatology. 2018;57:639-650.

2019.6.10

MTXまたは抗TNF製剤療法で不十分なRA患者におけるnamilumab (GM-CSFリガンド)の有効性と安全性
Taylor PC, et al. Arthritis Res Ther. 2019;21:101

2019.6.3

重症感染症後の生物学的製剤の処方決定
Subesinghe S, et al. Rheumatology. 2018;57:2096-2100.

2019.5.27

ANCA関連血管炎の寛解維持療法におけるBelimumabとアザチオプリンの有効性と安全性の検討
Jayne D, et al. Arthritis Rheumatol. 2019 Jun;71(6):952-963.

2019.5.20

特発性炎症性筋症患者の骨格筋MRI像:皮膚筋炎の特徴的所見と診断性能
Uchiki T, et al. RMD Open. 2019 Mar 28;5(1):e000850.

2019.5.13

疾患活動性がコントロールされている関節リウマチ患者における合成DMARDに対するTNF阻害剤の段階的漸減の有用性の検討(ランダム化比較TARA試験)
van Mulligen E,et al. Ann Rheum Dis. 2019 Jun;78(6):746-753.

2019.4.22

全身性硬化症患者における左室拡張機能障害による死亡予測
Tennøe AH, et al. J Am Coll Cardiol. 2018;72:1804-1813

2019.4.8

成人皮膚筋炎及び多発性筋炎のABTによる治療:無作為化第IIb相治療開始遅延試験
Tjärnlund A, et al. Ann Rheum Dis. 2018 Jan;77:55-62.

2019.4.1

TCZの無作為化試験での巨細胞性動脈炎の再燃時におけるグルココルチコイド用量と急性期反応物に関する検討
Stone JH, et al. Arthritis Rheumatol. 2019. doi: 10.1002/art.40876.

2019.3.25

非Ⅹ線的軸性脊椎関節炎患者の寛解維持におけるアダリムマブの継続と中止の有効性と安全性の検討:多施設共同無作為化二重盲検試験(ABILITY-3
Landewé R, et al. Lancet. 2018;392:134-144.

2019.3.18

ANCA関連血管炎における寛解導入におけるシクロホスファミドに対するMMFの有用性:無作為化非劣性試験
Jones RB, et al. Ann Rheum Dis. 2019;78:399-405.

2019.3.11

持続性疾患制御を達成するRA患者におけるバリシチニブ減量の検討:前向き研究結果
Takeuchi T, et al. Ann Rheum Dis. 2019;78:171-178.

2019.3.4

リウマチ疾患患者におけるPCPに対する低用量ST合剤療法の有効性と安全性
Ohmura SI, et al. J Infect Chemother. 2019;25:253-261.

2019.2.25

ギブス固定誘発性萎縮症における大腿筋体積および組成に対するbimagrumabの効果
Rooks DS, et al. J Cachexia Sarcopenia Muscle. 2017;8:727-734.

2019.2.18

発症前段階の関節リウマチに対するB細胞療法の効果:PRAIRIE研究
Gerlag DM, et al. Ann Rheum Dis. 2019;78:179-185.

2019.2.4

WDFY4のスプライシング変異体はMDA 5シグナル伝達およびCADMのリスクを増強する
Kochi Y, et al. Ann Rheum Dis. 2018 Apr;77(4):602-611

2019.1.28

65歳以上のANCA関連腎血管炎患者における1年死亡率の早期予測因子:後向き多施設共同研究
Titeca-Beauport D,et al. BMC Nephrol. 2018 Nov 9;19(1):317.

2019.1.21

水痘帯状疱疹不活化ワクチンの自家造血幹細胞移植レシピエントへの効果を検討する第3相試験
Winston D, et al. Lancet. 2018;391:2116-2127

2019.1.7

プレドニゾンによる奇異性結核関連IRISの予防
Meintjes G, et al. N Engl J Med. 2018;379:2209-2219

2018.12.17

RA-ILDにおけるMUC5B変異
Juge P.A, et al. N Engl J Med. 2018;379:2209-2219

2018.12.10

タバルマブの日本人SLE患者への効果の検討(ILLUMINATE-1サブグループ解析)
Tanaka Y, Mod Rheumatol, 2017; 27:284–291

2018.12.3

ウパダシチニブの生物学的製剤治療抵抗性関節リウマチへの効果を検討する第3相試験
Genovese MC, et al. Lancet. 2018;391:2513-2524

2018.11.26

イキセキズマブの生物学的製剤未治療の強直性脊椎炎への効果を検討する第3相試験
Désirée van der Heijde, et al. Lancet. 2018; http://dx.doi.org/10.1016/ S0140-6736(18)31946-9

2018.11.19

バリシチニブのSLEへの効果を検討する第2相試験
Wallace D, et al. Lancet. 2018;392:222-231

2018.11.12

トシリズマブのステロイド抵抗性成人発症スティル病への効果を検討する第3相試験
Kaneko Y, et al. Ann Rheum Dis 2018: doi:10.1136/annrheumdis-2018-213920

2018.11.5

選択的チロシンキナーゼ2阻害剤の乾癬への効果を検討する第2相試験
Papp K, et al. N Engl J Med. 2018;379:1313-1321

2018.10.29

関節リウマチ患者におけるGWAS
Okada Y, et al. Nature. 2014; 506: 376–381.

2018.10.15

デノスマブのリセドロネートに対するステロイド骨粗鬆症における有用性の検討
Saag KG, et al. Lancet Diabetes Endocrinol. 2018;6:445-454.

2018.10.1

リバーロキサバンの抗リン脂質抗体症候群における有効性の検討
Pengo V, et al. Blood 2018; DOI 10.1182/blood-2018-04-848333

2018.9.10

日本人EGPAの長期アウトカム
Saku A. et al. J Rheumatology 2018; 45:8; doi:10.3899/jrheum.171352

2018.9.3

炎症性筋疾患での心筋障害のスクリーニングにおける血清トロポニンの有用性
Lilleker JB, et al. Rheumatology 2018;57:1041-1046

2018.8.27

潜在性結核における化学療法 9ヶ月間イソニアジド VS 4ヶ月間リファンピシン
Menzies D, et al. N Engl J Med. 2018;379:440-453

2018.8.20

大型血管炎におけるFDG-PETの有用性
Grayson PC, et al. Arthritis Rheum. 2018; 70: 439–449

2018.8.13

筋炎患者におけるmiRNAからみた持久運動の効果
Boehlier JF, et al. Plos One. 2017; doi.org/10.1371/journal.pone.0183292

2018.8.6

cPNと表在性血栓性静脈炎の病理像の相違
Hutachuda P, et al. Histopathology. 2018;73:407-416

2018.7.30

チオプリン製剤の重篤な副作用の予測に有用であるNUDT15 Arg139Cys遺伝子多型
Kakuta Y, et al. J Gastroenterol. 2018; doi: 10.1007/s00535-018-1486-7.

2018.7.23

IIPにおけるMPO-ANCAの臨床的意義
Hozumi H, et al. PLoS One. 2018;13(6):e0199659.

2018.7.2

抗SRP/HMGCR抗体陽性壊死性筋症における筋壊死のメカニズム
Allenbach Y, et al. Neurology 2018;90:507-517

2018.6.25

臨床的寛解に達成したRA患者における関節エコーからみら再燃予測
Filippou G, et al. Ann Rheum Dis 2018;0:1–7

2018.6.18

不全型LEの臨床的特徴
Aberle T , et al. Arthritis Care Res. 2017;69: 1780-1788

2018.6.11

強皮症患者における妊娠アウトカム
Taraborelli M, et al. Arthritis Rheum. 2012; 64: 1970–1977

2018.6.4

喫煙と抗dsDNA抗体陽性SLEとのリスク関連
Barbhaiya M, et al. Ann Rheum Dis 2018;77: 196–202.

2018.5.28

関節リウマチ患者の生物学的製剤投与における悪性腫瘍発生リスク
Wadstrom H, et al. JAMA Internal Medicine 2017; 177: 1605-1612

2018.5.21

SLE関連血球減少に対するリツキシマブの有効性と安全性
Serris A, et al. Am J Hematol. 2018; 93: 424-429

2018.5.14

国内多施設前向きコホートによるANCA関連血管炎の再発危険因子の同定
Hara A, et al. J Rheumatol 2018;45: 521-528.

2018.5.7

抗ミトコンドリア抗体陽性筋炎の臨床的特徴
Albayda J, et al. Semin Arthritis Rheum 2018; 47:552-556.

2018.4.23

TNF阻害薬不応性乾癬性関節炎に対するトファシチニブの有効性
Gladman D, et al. N Engl J Med 2017; 377:1525-1536.

2018.4.16

免疫チェック阻害薬に関連したリウマチ性疾患
Kostine M, et al. Ann Rheum Dis 2018; 77:393–398.

2018.4.9

MTX休薬によるインフルエンザワクチンの免疫原性の向上
Park JK, et al. Ann Rheum Dis 2018; 0:1–7.

2018.5.14

国内多施設前向きコホートによるANCA関連血管炎の再発危険因子の同定
Hara A, et al. J Rheumatol 2018;45: 521-528.

2018.5.7

抗ミトコンドリア抗体陽性筋炎の臨床的特徴
Albayda J, et al. Semin Arthritis Rheum 2018; 47:552-556.

2018.4.23

TNF阻害薬不応性乾癬性関節炎に対するトファシチニブの有効性
Gladman D, et al. N Engl J Med 2017; 377:1525-1536.

2018.4.16

免疫チェック阻害薬に関連したリウマチ性疾患
Kostine M, et al. Ann Rheum Dis 2018; 77:393–398.

2018.4.9

MTX休薬によるインフルエンザワクチンの免疫原性の向上
Park JK, et al. Ann Rheum Dis 2018; 0:1–7.

  Case Conference

当科では、水曜夕方にcase conferenceを開催しております。case conferenceを通して症例を掘り下げると同時に、学会発表への機会としております。

  リウマチ膠原病 Kursus

当科では、水曜夕より若手医師向けのKursusを開催しております。担当は教授、准教授をはじめ当科スタッフが専門分野を中心に各テーマを解説します。当科ではKursusを通して若手医師のリウマチ膠原病診療のスキルアップを図っております。

桑名 膠原病診療 (診断・治療)
岳野 関節リウマチ,ベーチェット病の診療
五野 膠原病に併発する肺病変,皮膚筋炎の診療
小林 膠原病に併発する腎疾患の診療、ループス腎炎・血管炎の腎病理組織
白井 強皮症,肺動脈性肺高血圧の診療